ネーミングの由来

「雨楽な家」・・・。
首をかしげたくなるような不思議な名前だ。

「雨楽な家」のロゴを見ただけで、ちょっと楽しい気分になる。
楽しい気分になってもらえるだけで十分なのだが、この名前に込められた思いがある。

「自然と仲良く」。私たちはこの名前に、自然と仲良く暮らす、という思いを込めた。
雨ばかりでなく、太陽も、木も、土も、空気も、すべてかけがえのないものばかり。
そのすべてからの恩恵を受けて、わたしたちは生きている。それらへの感謝の思いを、
自然の現象を楽しんで生きていこうという生き方を、この名前に表している。
天気の良い日ばかりでなく、雨の日だって楽しいのだ。

太陽光発電をしている人は、夜が明けるのが楽しみだ。明るくなってくると、
消えていた表示板が灯り、カチカチと音がして、発電が始まったことを教えてくれる。
天候のことが気になる。表示板の発電量を見たり、空を見上げたりして、楽しいものだ。

雨水を利用している人は、雨の日が何よりも楽しみだ。雨が長く降らなかったりすると
タンクの雨水残量が気にかかる。
久し振りに雨が降ったりすると、長い日照りのあとのお百姓さんのように雨を喜ぶ。
どしゃ降りなのに傘さして、タンクに雨水がたまる様子を見に行ったりして、
それはそれで楽しいものだ。

風力発電をしている人は、人がいやがる強風の日が楽しくて仕方がない。
なにしろ普段は、あのプロペラが勢いよく廻ることがほとんどないからだ。

家庭菜園を楽しんでいる人は、週末の天気が気がかりだ。
雨が降ると、野菜がよく育つからうれしい。
晴れると、土仕事ができてうれしい。
晴耕雨読なんていう暮らしを夢見ている人たちも多い。

こんな風に積極的に自然とのかかわりを持っている人ばかりではないが、
私たち誰もが自然の一員であり、自然の一部なのだ。そんなことをちょっと意識して生活してみると、
毎日の暮らしがとても楽しく、豊かな気持ちで日々を送れるのではないだろうか。
そんな生き方をする人たちの住む家が「雨楽な家」である。

文化の継承

「うらく」には、もうひとつの意味が隠されている。織田有楽(おだうらく)という茶人を知る人も多いだろう。織田信長の弟である。
東京の有楽町は、織田有楽の屋敷跡からつけられた地名だ。

現在、愛知県犬山城下の有楽苑にある茶室「如庵」は、国宝に指定され、その独創的な構成と、
竹を詰め打ちにした「有楽窓(うらくまど)」で知られている。

私たちは、「うらく」を名乗ることで、茶の湯に通じる日本の伝統・文化・美意識を受け継いでいきたいと考えている。

「日本人の素晴らしい感性を生かした住まいづくりをしていこう」という、私たちの家づくりの基本となる考え方が、この名前に込められている。