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2020/09/11 うらく通信
2020年9月
こんにちは。雨楽な中西です。
今年は本当に暑かったですね。残暑も厳しかったですが、それでもだんだん日が短くなっていくのをみると
秋の訪れを感じます。
私は雨楽と出会い無垢材を楽しむ心を大事にしてきました。
無垢の木は同種類であっても、柱の一本・板の一枚に同じものはありません。
木目や木の収縮が異なり厚みも変化し、完全な柾目でない限り、時間の経過と共に反りが生じます。
その一枚一枚の反りに味わいがあり、無垢の木を実感させてくれます。
また、無垢の木は風雪や日光にさらされ、湿気と乾燥を繰り返すうちに、ひび割れが発生することがありますが、
木の中心まで「背割れ」という切り込みを入れて、ひび割れを少なくする方法もあります。
とにかく、これで何百年も建ち続けるのです。
人に個性があるように、無垢の木にもそれぞれの個性があり、それが本物ならではの存在感と深い味わいを生み出しています。
自然の価値はそれぞれ人の取りようで、無垢を愛する人にとってその木は輝くし、そういった人達の家は価値のあるものになると思います。