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ブログ2019.01.24

東濃桧がなぜいいか

西城建設の建てる雨楽な家は、東濃桧を使用しています。
そもそも、桧(ヒノキ)はなぜ家を建てるための材料として優れているのでしょうか。
 

 
現存する世界最古の木造建築はご存知の通り、奈良県にある法隆寺です。
1400年以上この建築物を支えてきた木こそヒノキなのです。
古墳時代の遺跡から、宮殿に使われたヒノキの部材が出土したこともあります。
日本人は古来より、ヒノキの素晴らしさを知っていたということでしょう。
 
ヒノキは全国に分布しています。
中でもその産地としてよく知られているのが、木曽、吉野、尾鷲、そして東濃です。
 

 
ヒノキの魅力はまず、何と言ってもその艶のある美しい木肌でしょう。
他の素材とは一線を画す高級感と柔らかな風合いは、日本の建築物が持つ上質な雰囲気に欠かせません。
もちろん、香りもヒノキの大きな特長の一つです。
ヒノキのやさしい香りは癒しの効果があり、食品や化粧品など、さまざまな分野で使われているのはよく知られたところです。
この香りの元、精油分には、虫や細菌を寄せ付けないという効果もあります。殺菌力もあり、シロアリ防止に役立つのも大きなメリットの一つですね。
 
東濃桧は、岐阜県東濃地方を中心に産出されるヒノキのブランドです。
この地域はヒノキが生育する北限に近く、東濃桧は節が小さい、香りが高いといった特徴があります。また、ピンク色で艶のある表面は、年月を重ねるごとに光沢を増します。
伊勢神宮で20年に一度行われる式年遷宮では、東濃桧が外宮用材として使用されているようです。
 
西城建設の雨楽な家では、その柱や床、敷居・鴨居(※)に、東濃桧を使用します。
東濃地方は広く、その中でも気候の違いがありますが、私たちが使うのは特に寒い地域で採れたもの。東白川村産の樹齢約40~60年の木を使っています。生育する気候の中においては、寒ければ寒いほどその木は締まり、質が高くなるといわれています。
 
ではなぜ、東濃桧にこだわるか。
その品質の高さはもちろんですが、そこにある「作り手の思い」です。
産地に通い、役場や森林組合の方と話すうち、この人たちが手掛けた木を使いたい、この人たちが思いを込めた山で採れた木を使って家を建てたいという気持ちになりました。
産地の山や製材所を見学しヒノキの苗木を植林するツアーを、愛知県内で初めて私たちが開催したのも、そんな思いに突き動かされてのことだったのです。
こうした取り組みもあり、産地の方々とも良い関係を築くことができたおかげで、今では西城建設で使用するヒノキを特別に選定してもらうまでに至っています。
 
東濃の中でも寒い地域で採れた良質なヒノキ、さらには、作り手との良好な関係から選ばれた最高の材料によって、西城建設の雨楽な家は建てられています。
 

 
ヒノキの良さを知っていただくには、見て、触れてもらうのが一番です。
西城建設の築16年のモデルハウスでは、東濃桧をふんだんに使った家の魅力を存分に体感することができます。
いまだ香るヒノキの匂いは、玄関を入った瞬間に感じていただけることでしょう。
 
参考:神崎隆洋『いい家は無垢の木と漆喰で建てる』ダイヤモンド社
 
※鴨居(かもい)は、襖や障子などの建具の上に取り付ける横木。敷居は下部に取り付けられる。それぞれに溝があり、襖や障子がスライドする。