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ブログ2019.09.26

日本人の美意識と住環境

国土交通省より『令和元年版 国土交通白書』が公表されました。
お堅い資料ではありますが、現在の日本の状況や今後のあり方などを展望するもので、建築の分野にも密接に関連するものなんです。
日本人の感性(美意識)について調査した結果について掲載されていたので、ご紹介します。
 
『国民生活に関する世論調査』内閣府
「まだまだ物質面で生活を豊かにすることに重きをおきたい」(物の豊かさ)と「物質的にある程度豊かになったので、これからは心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたい」(心の豊かさ)のうち、考え方がいずれに近いかを尋ねた結果、1970年代後半に「心の豊かさ」が「物の豊かさ」を逆転し、以降「心の豊かさ」を重視する方が多い状況が続きます。
さらに、平成元年に49.3%だった「心を豊かさ」重視の考え方は、平成30年61.4%にまで上昇しました。
 
『国民意識調査』国土交通省
今後の社会のあり方において、日本人が昔から持っている「義理がたさ」「伝統・文化」「和」「自然」のような感性(美意識)をもっと生活に取り込まれていくべきと考えるかという調査では、20代から60代以降までの全ての世代で「とてもそう思う」と「ややそう思う」を合わせると約8割となりました。
多くの人が、生活空間において日本人の感性(美意識)がもっと取り込まれていくべきだと考えていることがわかったのです。
 
さらに、どのような住宅に住みたいかを尋ねたところ、「自分の好みで変えられる住宅」と「伝統・自然と快適さを備えた住宅」について「とてもそう思う」と「ややそう思う」を合わせると約7割となりました。
 
心の豊かさを望み、日本人が昔から持つ感性(美意識)を意識し、自分らしさや伝統・自然を求めるのが現代の日本の姿と言えるようです。
 
国土交通白書では、今後の住空間について、伝統や文化をはじめ、居住者の感性(美意識)をさらに自由に取り込めることが重要だと結論づけています。
 
西城建設のホームページでは、家づくりに対する私たちの考え方を公開しています。
https://saijoukensetsu.com/about/about
 
「はじめに」の中には次のような文章があります。
 
日本人が日本の伝統と文化をきちんと受け継いでいる住宅に住むことが、これからの時代に非常に大切なことだ、と私たちは考える。
 

 
私たちが長年にわたって追求してきたこうした考え方は、今回の調査で明らかになった現代の日本の姿に、実はとてもなじむように感じます。
 
日本の伝統的美意識と文化の奥深さを感じさせる新しい木造在来軸組工法の家を、若い人たちでも建てることのできるコストで、天然素材と職人さんたちの手仕事でおしゃれに造ることができたら、これからの住宅のスタンダードとして確立できるのではないだろうか。
 

 
日本における家づくりとはどうあるべきか。
私たちにできることは何か。
大きなテーマではありますが、常にそれを考えて仕事をすることも大切だと思うのです。
 
これからも、こうした西城建設の家づくりに共感していただける方のため、最高の雨楽な家を建て続けたいと考えています。
 
参考:『令和元年版 国土交通白書』

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