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ブログ2019.11.28

耐震性の考え方:後編

前回(https://saijoukensetsu.com/blog/20191121)は、木造建築そのものの耐震性能について、鉄筋コンクリートや鉄骨など、他の構造種別と比較してお伝えしました。
今回は、木造建築に絞って話を進めてみます。
 

 
材料の強さこそ
 
基本かつ十分な耐震性の確保は前提として、更に地震に強い家・地震対策を考えたとき、各住宅会社によって重視するポイントは違うと言えるかもしれません。
 
例えば、壁や柱にダンパーと呼ばれる制震装置を組み込んだ制震構造、基礎にゴムなどの免振装置を設置した免震構造などの採用。
揺れを吸収したり、揺れ幅を軽減したりして、建物の倒壊や損傷、家具の転倒などの防止を目指す会社もあります。
 
地震に強い家・地震対策の観点から西城建設が最も大事だと考えているのは、実は材料そのものです。
 
柱や梁、土台に使用する材料の良し悪しで、破壊される力は違います。
「芯」のある材料を使うことで、建物は揺れに強くなるのです。
 
雨楽な家は無垢のヒノキを多用します。
標高が高く急な斜面に生息するヒノキは、厳しい環境で時間をかけて強く育つ木。
寒ければ寒いほど締まり、強固になるのがヒノキという木の特長です。
 
西城建設が使用するヒノキは、岐阜県東白川村産で樹齢約40~60年のもの。
東濃地方の中でも特に寒い地域で採れた木材です。
 

 
「芯」のある強い材料のため、生育する環境とともに重要なのが乾燥です。
 
木は乾燥によって収縮したり、変形したりすることがあります。
不十分な乾燥は反りやねじれ、割れの原因となり、こうした柱を使用していては地震に強い家は実現しません。
十分に乾燥させると収縮や変形は起こらず、時間が経過するにつれて強度も高まります。
しっかりと乾燥させることで木は、「芯」のある良質な建築材料となり、地震に強い家が実現するのです。
 
最も一般的な乾燥の方法が、120℃以上の温度で急速に水分を抜く「高温乾燥」です。
素早く乾かすことができ経済的、反りも少ないことから、日本で使われるほとんどの木はこの方法で乾燥されています。
 
しかし、急速な乾燥により「内部割れ」を起こす可能性があるのがこの方法のデメリット。
柱として使われると内部割れをしているかどうか目視ではわかりませんが、強度上は問題が出る可能性もあります。
 
西城建設が使用する東濃桧は、「低温乾燥」されます。
40~60℃程度で温め、じっくりと時間をかけて乾燥させることで、繊維を殺すことなく、強度のある建築材料に仕上がるのが、低温乾燥の大きなメリット。
 
最適な方法で十分に乾燥された、「芯」のある木材を使うことこそ、西城建設が考える地震に強い家・地震対策の条件です。
 
ご想像の通り、地震への備えは結局のところ、どこにお金をかけるかということにもつながります。
1300年以上前に建てられた法隆寺にも使われる、桧という建築材料。
世界最古の木造建築を支え、その強さを証明し続ける材料にコストをかけることこそ、西城建設が考える地震に強い家づくりです。

 

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