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2019/12/05 新着情報

階段に求めるもの

階段の位置と形は、間取りに大きく影響します。
今日は、生活スタイルにも大きく関わる、階段について考えてみたいと思います。
 

 
基本は直階段と折り返し階段
 
さまざまな種類がある階段ですが、基本は直階段折り返し階段の2種類です。
 
直階段は文字通り、一直線に上り下りする階段
占有面積が少ないのが特徴で、階段下は収納スペースなどに活用できます。ただし、直階段は面積が少なければ少ないほど、勾配が急になるので注意が必要です。
お子さんや高齢の方にはもちろん、あまりに急な階段は暮らしの不便さにもつながってしまいます。
 
折り返し階段は、途中に踊り場を設けて折り返す階段のことです。
万が一のとき、踊り場が下まで落下してしまうのを防いでくれるほか、段数が増えて勾配が緩やかになるメリットもあります。
ただし、直階段と比べて面積が必要です。
似た構造に、踊り場の部分にも段を設けた廻り階段もあります。
 
折り返し階段や廻り階段は、蹴込板を付ける箱型階段(※)にして、階段下を収納スペースにすることはよくあります。
 
かね折れ階段は、階段が途中で90度折れ曲がる、L字型の階段です。
直階段よりも小さな面積で施工することができます。
 
踏板の下に何もつけないスケルトン階段は、光や風を通して開放的な空間を実現するため、リビング階段としてよく使われます。
 
そのほか、珍しいところでは螺旋階段や収納階段などもありますね。
 
※足が乗る踏板と踏板の間の垂直部を蹴込といい、その垂直に立てた板を蹴込板という。箱型階段は蹴込板のある階段のこと
 
階段の配置と活用
 
玄関からの目線も気にしたいところです。
2階のプライバシーを守るためには、玄関から見えないところに階段を配置すると良いでしょう。
開放的な大空間が魅力の雨楽な家とはいえ、玄関からキッチンを見られたくない場合は、リビング中央に階段を配置して目線を遮るのも有効でしょう。
 
また、階段を単に1階と2階をつなぐ場所ととらえず、さまざまな役割を持たせることも可能です。
スケルトンの直階段の下は、背の低い収納を配置するなど工夫次第で有効に活用できる場所。
かね折れ階段の下の空間をトイレとして活用する家もあるようです。
 
リビング階段は、外出や帰宅の際に必ず家族がいる空間を通るつくり。
家族間のコミュニケーション、顔を合わすことを大事にしたいという方からのリクエストが多い階段です。
 
西城建設のモデルハウスはスケルトンのリビング階段を採用しています。
階段下は石を敷き詰め、照明を置くことで、デザイン性あふれる空間に。
階段横の列柱は、雨楽な家の特別感を演出します。
 
特徴的な間取りの雨楽な家ですが、階段の配置、周辺のデザインはご要望に応じてさまざまなパターンを施工してきました。
生活スタイル、ご家族構成、将来の暮らしなど、さまざまな要素を鑑みて間取りと合わせて検討します。
 
毎日のように使う場所だからこそ、家づくりの際はぜひ、階段にも注目してみてください。