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ブログ2019.12.26

年末のごあいさつ

西城建設の中西です。

 

2019年は皆さまにとって、どのような年になりましたか。
 
昨年に続き今年も、日本列島を襲った台風による大雨と暴風が、各地に大きな被害をもたらしました。
被災された方には、心からお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復旧を祈っています。
 
自然の脅威を目の当たりにすることが、年々増えているようにも感じます。
地球環境や気候の変化が、酷暑ともいわれる夏の暑さ、そしてときに今までに経験したことのないような台風を来襲させる事態に影響しているのでしょうか。
 
我々は、こうした環境に対応していくほかありません。
現在の暮らし、家をいかに守るか。
これから家を建てるのであれば、土地の状況をよく検討することも大切でしょう。
 
住宅を失ってしまった方、半壊してしまった方の映像を観るたび、人々が暮らす「家」の大切さを思い、改めて住宅会社としての意義と責任を感じています。
 
人間にとって脅威にもなれば、さまざまな恩恵を与えてくれることもあるのが自然です。
人間そのものが自然の中の一部と考えれば、当然のことかもしれません。
 
過酷な環境の中で育った強くてしなやかな木材は、頑丈な建物へと生まれ変わります
自然素材を多用する雨楽な家はまさに、自然の恩恵を受けられる建物といえるでしょう。
 
また自然が生み出す美しさは、人の心に響き、揺さぶるものがあります。
ヒノキや杉の木目や節、色味、艶。
人工的に再現することができないこれらの美しさを、日常生活の中で感じられるのも雨楽な家の魅力です。
 
何を美しいと思い、何を美しいと思わないかは、その人自身の感覚によるのでしょう。
 

 
感覚は不思議です。
人間が生まれ持ったものと思いきや、あっさりと変わってしまうこともある、感覚。
ぼんやりとしてつかみどころがない、感覚。
 
ある辞書には、【(美醜・善悪など物事について)感じとること。また、感じとる心の働き。感受性。感じ方】と記されていました。
 
似た言葉にセンスというものがありますが、「センスは磨ける」と言われる通り、どこか外に向かって表現される能力のようなニュアンスがあります。
それでは、感覚は自分自身の内側にありつづけるものなのでしょうか。
 
「感覚」が何者であるかということについては、さまざまな研究者、哲学者の見解があることでしょう。
 
そうした見解はさておき、お施主様と一緒にたくさんの家を建ててきた私にとって、感覚は「言葉にできないコミュニケーションツール」ではないかと思うのです。
 
感覚はときに、人と共有することができます。
会話を通して相手の言葉から感じ取り、また自分の発する言葉で自覚する。
はっきりと表現するわけではないものの、自然と発露されることで自分を伝えたり、相手を知ったりする。
そうして、お互いがなんとなく感覚を共有する。
相手の深い部分を少し、知れたような気がする。
 
そんな力が感覚にはあると思うのです。
心が通じ合う、共感、以心伝心、いろいろな言葉はありますが、全ては自分一人ではできないことばかりです。
 
人と人のつながりをより強固にしてくれるコミュニケーションツールが、言葉では表せない「感覚」というもの。
ときに感覚が変わるのも、きっと信頼する人との間の何らかのコミュニケーションによるのではないでしょうか。
 

 
思い起こせば家づくりの過程は、お客様と何度も感覚を共有することに他なりません。
感覚の共有こそが成功する家づくりの秘訣とまで思えるのです。
 
2020年も、たくさんの方と話す中で感覚を共有し、西城建設とお客様だからこそできる家づくりを進めたいと考えています。
 
それでは、良いお年をお迎えください。