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ブログ2020.01.28

縁側の魅力

最近ではあまり見かけることのない「縁側」ですが、その魅力はどういったところにあるのでしょうか。
 

 
縁側は日本家屋独特の構造で、建物の縁に張り出してつくられた板敷きスペースのことを指します。
もともと外に対して開かれていた日本家屋にとって縁側は、内と外を無理なく融合させる空間なのです。
 
夏の季語でもある「端居(はしい)」は、縁側など風通しがいい家の端に居ることを意味しています。
庭を眺めたり、読書をしたり、日向ぼっこしたり、ゆったりと流れる時間を過ごせそうですね。
こうした楽しみ方は、昨今のアウトドアリビングやガーデンルームにも通じるものがあるのではないかと思います。
屋内と屋外をつなぐ空間でありながら、自然に触れながら過ごしたり、ご家族や友人とコミュニケーションをとったりする特別な場所。
 
今後、縁側の魅力が見直されるかもしれませんね。
 

 
縁側いろいろ
 
ひと口に縁側と言っても実はさまざまな種類、呼び方があります。
 
内縁(うちえん):建物の内側の縁側で、床面積に含まれます
外縁(そとえん):建物の外側の縁側で、床面積には含まれません
榑縁(くれえん):建物に対して平行に板を張った縁側
木口縁(こぐちえん)・切り目縁(きりめえん):建物に対して垂直に縁板を張った縁側
筏縁(いかだえん):縁板の接手を不規則に配置して張った縁側
土縁(つちえん):土間仕上げの縁側
竹縁(たけえん):竹を並べて張った縁側
 
日本の家ならではの、どこか風情のある素敵な響きが多いですね。
 

 
実際に縁側を設けるには
 
ご自宅に縁側を設けるにあたっては、適度な深さの軒を出すことで、夏の強い日差しや雨を防ぐことができます
軒を出すのが難しい場合は、庇(ひさし)や簾(すだれ)、オーニング、タープなどでも日除けの効果はあります。
ゴーヤやヘチマなどのグリーンカーテンも有効でしょう。
 
一方、縁側を設けることで基本的には床面積は増えます。
そのため、建物価格は大幅に上がることが予想されるのが実際のところ。
また昨今は、リビング空間にダイレクトに日差しを採り入れるのが主流で、純粋な縁側は必要ないという考え方もあります。
(夏の日差しは深い軒で遮り、冬の日差しはできるだけ採り入れる)
 
こうした理由から、純粋な縁側の施工はあまりないというのも実態です。
 
屋内と屋外をつなぐ空間、自然に触れながら過ごす空間という目的であれば、デッキやテラスを設けるのも一つの方法でしょう。
 
ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。