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ブログ2021.05.04

曲線に見る木の美しさ

先日完成したお客さま邸では、耳付きの大きな無垢材や「ベボウ」の木をインテリアに使いました。
自然がつくりだした曲線はとても芸術的で、どこか人の心を癒してくれる存在。
見て、触れて感じる木の曲線は、五感を刺激する雨楽な家に調和します。

10枚以上使用した無垢板は、西城建設が特別に仕入れたもの。
全国から名古屋港の倉庫に木材を集めて開かれる販売会に参加するなどして、意匠性の高いものを選びました。
無垢板を使うことはこれまでもありましたが、ここまで多く使ったのは今回が初めてです。
リビングや和室のカウンター、ダイニングテーブル、テレビボード、寝室の壁など、さまざまな場所を無垢板の優美な曲線が彩ります。

 

 

 

玄関土間とキッチンカウンターの横には、立派なベボウの木が鎮座します。
「ネズ(杜松)」「ネズミサシ」「モロノキ」などとも呼ばれる木で、ベボウは三河地方の呼び名。
盆栽や床の間などにも使われる高級な木です。OBのおじいさんが山から切り出したものをいただいていたのですが、
お施主さまから「ぜひ使いたい!」とご要望があり活用しました。

通常の柱と違い角度によって見え方が異なるため、木を回転させながらお施主さまが指定する角度で据えました。
思わず触れたくなるベボウの美しい形状。自然素材をそのままの姿で使用するのも、とても趣がありますね。

 

 

 

そもそも西城建設の雨楽な家は、ピン角の柱にこだわっています。ピン角は柱の角が尖っている状態。
つまり直線の持つ力強さを大切にした家でもあるわけです。だからこそ、この家では直線と曲線のコントラストを重視して、
力強さの中に曲線のやわらかな雰囲気を溶け込ませることを意識しました。

 

 

日々の暮らしの中、ここまで「木」が存在感を放つ家は決して多くありません。
お施主さまからもたくさんのアイデアをいただき実現したこの家は、西城建設にとっても特別な一邸となりました。