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ブログ2021.07.06

ウッドショックと国産ヒノキの家

建築業界は現在、「家を建てるための木が足りない」という危機的な状況にあります。
ウッドショックとも言われるこの状況は、木造建築における材料調達の重要性を改めて認識するものであり、
これから家づくりを検討される方にもぜひ知っておいていただきたいトピックでもあります。

 

 

アメリカの旺盛な住宅需要、中国の高い経済成長率などを背景に木材市況が活況となり、日本国内の木材製品価格や供給、
確保に大きな影響を与えているのがウッドショックです。
昨年から今年にかけて輸入木材の価格高騰と入荷量の減少が続き、代替の国産材供給も限られていることから、
住宅会社によっては材料となる木が足らなくて家が建てられないという状況に陥っているのです。

 

材料調達と密接に関連する物流の面では、コロナ禍の巣ごもり需要によりアジアから北米への貨物が急増し、
海上コンテナが足らなくなったり、輸送価格が急激に上がったりと大きく混乱したことも影響を与えているようです。

 

西城建設は、柱に岐阜県東白川産の「東濃ひのき」を使用しています。
構造や間取りに特徴がある雨楽な家ですが、さらに私たちがこだわっているのは、美しくて強いこの素晴らしい木材を使用して家を建てること。
材料によって家が大きく変わると知ったのも、東濃ひのきの存在があったからなのです。

 

 

 

国産材の供給が急に増えることはない中、輸入木材の不足により、代替としての国産材需要が高まる現在の状況。
残念ながら業界全体で見ると「材料の取り合い」のような現実があるのも否めません。
こうした状況ではありますが、私たちは供給元である東白川村森林組合や商社の方々とも連携し、
これまで通り東濃ヒノキで建てる家にこだわり続けていきたいと考えています。
コストと性能のバランスから下地材には輸入木材を採用してきましたが、下地材にヒノキを使うことも想定しています。

 

先が見えないのが実情ではありますが、お客さまにはしっかりと状況をご説明し、
思い描く家づくりを妨げることがないようにしたいと考えています。