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ブログ2021.11.16

無垢板が美しい理由

カウンターやダイニングテーブル、カップボードなど、西城建設は造作家具も得意としています。自然素材を使った一点物の造作家具は、家づくりのタイミングだからこそ意匠性の統一やサイズの調整を図ることができ、おしゃれで機能的な住空間を実現します。

 

 

ヒノキや杉などさまざまな素材を用いる造作家具ですが、中には無垢の一枚板を使用することもあります。自然素材の魅力を存分に感じられる一方、取り扱いが難しいのも無垢板の特徴。今回は無垢板の性質と、造作家具に使用する際の注意点についてお伝えします。

 

 

無垢板を使うのが難しい理由、それは水分と乾燥です。
加工前の無垢板には水分が多く含まれています。そのため、家具として命が吹き込まれた後も、徐々に乾燥が進み、やがて「反り」や「割れ」が起こってしまいます。
これは木が持つ性質である以上、ある程度は仕方ないこと。完全に防ぐことはできません。

 

無垢板を用いる以上、こうしたリスクはある程度ご理解いただく必要がありますが、無垢の木が持つ美しさが何物にもかえがたいのも事実。

 

 

西城建設では無垢板を用いる場合、「反り」や「割れ」のリスクを少しでも減らすため、迅速な加工に力を注ぎます。
無垢板の調達後、材木屋で施された割れ防止の塗装を取り、表面を削って平らにします。塗装がなくなった時点ですぐに反り始めるため、テーブルであれば脚を取り付け、カウンターであれば壁への取り付けを急いで行います。ここまで作業を進めた後、用途に応じた塗装(浸透型/造膜型)を行って仕上げます。

 

 

こうした無垢材の加工は職人の手仕事によるものです。プレカットが標準となった現代の木造建築において職人による手仕事の機会は減っていますが、技能継承が途絶えているわけではありません。西城建設の家を建てるのは、そんな技能を確実に引き継ぐ大工職人。

 

取り扱いの難しい無垢板ではありますが、その美しさ、唯一無二の存在感を求める方には、職人の手仕事でお応えしたいと考えています。