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ブログ2020.04.14

雨楽な寝室

雨楽な寝室

木と漆喰に囲まれた雨楽な家は、清々しくてオープンな大空間が魅力です。
LDKと和室、玄関などをつなげた続き間、小屋裏部分(ロフト)や土間など、間取りの特徴は以前にもお伝えしました。

 

https://saijoukensetsu.com/blog/20190221
https://saijoukensetsu.com/blog/20191022

 

では、大空間の1階に対して、雨楽な家の2階はどのような特徴があるのでしょうか。

 

寝室の空気環境

以前のブログでもお伝えしましたが、大空間の1階に対して、2階は寝室と子ども部屋というスタンダードな間取りが主流です。

 

 

以前、あるお施主さんから「1階の壁は漆喰だけど2階の寝室はクロスでいい」というコメントがありました。
来客は1階にしか通さないため、立派な漆喰の空間は1階だけにして2階はコストの安い
クロスで、というのも一つの考え方かもしれません。
ただ、西城建設では2階の寝室にも漆喰を使うことにこだわっています。
むしろ寝室にこそ漆喰を使うべきだと考えています。

 

理由はもちろん、睡眠をとる場所だから。

 

ご存知の通り、人生の3分の1は睡眠時間と言われています。
NHK放送文化研究所が5年ごとに実施する「国民生活時間調査」の2015年版によると、国民全体の1日の睡眠時間(全員平均時間)は、平日7時間15分、土曜7時間42分、日曜8時間3分。
実際に3分の1に近い時間を睡眠、つまり多くの場合は寝室で過ごしているということになります。

 

ちなみに、十分な睡眠がとれていないともいわれている現代人ですが、この調査では「長期的に続いていた睡眠時間の減少が止まった」という結果も出ているようです。
社会の早朝化により、早く起きる人が増加した一方、早く寝る人も増えたそう。
いずれにしても、平均してこれだけの時間、人は眠っているということになります。

 

出典:日本人の生活時間・2015
https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/20160501_8.html

 

これだけの時間を過ごすとなれば、言うまでもなく寝室の空気環境は大切です。
漆喰の原料は石灰(炭酸カルシウム)。
石灰を焼いて生石灰(酸化カルシウム)にし、さらに水を吹きかけてできた消石灰(水酸化カルシウム)が漆喰です。
消石灰の特性により室内の湿度を調整してくれるほか、静電気が発生しないため埃が吸着することもありません。
また漆喰には、空気中の毒素を消す作用があるとも考えられています。
カルシウムと水素、酸素という安全で人にやさしい成分でできた漆喰を使うことこそ、寝室の健康的な空気環境につながるのです。

 

「2階はクロスでいい」とおっしゃったお施主さんの家も結局、寝室の壁は漆喰で施工しました。

 

 

大き過ぎなくていい

家づくりにおいて寝室は、睡眠をとるとこと割り切った方がいいと考えています。
仮にベッドやドレッサーの大きさ、置き方について、さまざまなパターンを想定すると、寝室の面積はどんどん大きくなっていくものです。
そして、部屋が大きくなればなるほど建物の価格は上がってしまいます。
「1階も2階も大きく」と考えると、家はどんどん大きくなり、想像以上にコストが上がるものです。

 

2階の寝室は漆喰にこだわる一方、大き過ぎる空間は求めないこと。
1階の大空間に理想を詰め込むこと。

 

満足度の高い雨楽な家を建てるためのポイントです。